彷徨う黄昏に宵夢を
ゆうしゃのがっこ~!運営チーム




 精霊の加護たる魔法の力と、多様な種族が息づく世界……
 『ラコン・パルション』

 その世界には、遙か昔に魔王と勇者達が繰り広げた、戦いの歴史があった。
 後に『魔王事変』と称されるその戦いは、世界に争いの傷跡と数多の伝説を
 残し、世界のあり方に大きな影響を与えていくこととなった。

 そして時は流れ……。
 
 次世代の勇者を育成するために設立された巨大魔法学園
 『フトゥールム・スクエア』に、君達は集う。
 学園に入学した経緯はそれぞれであり、成し遂げたい目標も千差万別である。
 なれど、袖振り合うは何かの縁。
 日々の授業や勇者活動を通して、君達は協力し合い、時には競い合いながら。
 明日の勇者となるべく、この学園で学びと研鑽を深めていくのであった。

 

 多くの新入生を迎え入れた勇者暦2018年の冬。
 その終わりは、とある魔法道具の暴走事件が発生した事もあり、
 慌ただしい中迎えることになってしまった。
 だが、仲間達と共に煩悩を打ち払った経験は、この世界で歩み始めていくための
 肩慣らしにはなったのかも知れない。

 

 勇者暦2019年の始まり。
 命ある巨木『ツリーフォレストマン』の協力も得た、
 学園長【メメ・メメル】による手荒……盛大な新入生歓迎会が催された。

 突然の出来事に戸惑いつつも、君達は戦いやパーティーを通じて互いの結束を
 深めると共に、教員である【コルネ・ワルフルド】や、
 先輩の【ルシファー・キンメリー】【キキ・モンロ】
 【ヤエガシ・メグリ】達に歓迎されたことで、
 学園に入学したことをしみじみと感じ入ることとなった。

 

 歓迎会も終わり、本格的に魔法学園での授業が始まった。
 まだ見ぬ土地。知らない知識。沢山の先生や人物達との出会い。
 不思議混沌に満ちた学園ライフを過ごしていく中で、
 君達は多くの仲間と知り合い関係を深めながら、
 少しずつこの世界に触れていく。

 今はまだ知らないこと。
 これから知るであろうこと。
 
 未知への期待を胸に秘め、歩みを続ける君達は、少しずつ成長していく。
 
 

 ある日、学園内でカカオポッドと呼ばれる不思議な生物の脱走事件が
 発生する。

 まーた学園長が何かやらかしたのか……。

 そんなため息が混じりつつも、君達は生物の捕獲に向けて奔走する。
 だが、君達の思うところとは全く別の場所で、怪しい思惑
 息を潜めていた……。

 捜索を進める中で、巨大な鬼の面や、何者かに操られた生徒達を発見するなど、
 思惑の一端に触れた君達。だが、君達の活躍により、カカオポッドは
 その毒牙にかかることはなく、無事に回収された。

 その後、学園長の制作した魔法薬とカカオポッドに蓄えられた
 栄養素によって、学園の校庭の1つに、とても大きな桜の木がそびえ立つ。
 華やぐ桜吹雪を前にして、新入生達はひとまず事件が解決を迎えた事に
 安堵するのであった。

 

 そしてまた季節は巡る。
 
 学園からそれほど遠くない所にある、海に面した街『アルチェ』では、
 観光と漁業がシーズン真っ盛りといったところ。
 学園に寄せられる民間からの依頼も、アルチェに関連した物が
 多いように見受けられた。
 
 そして君達の活躍により、巨大な生物を始めとした、悩みの種は解決され、
 こうして無事に今年のアルチェの観光業は守られた。
 そして平和になった夏の海で、学園生達だけの臨海学校が開催される。
 貸し切りのビーチで、君達は沢山の夏の想い出を深めていくのであった。

 

 夏が過ぎ秋が色づき始める頃。

 各地で記憶喪失の症状を発端とする、様々なトラブルが頻発し始めた。
 調査を進める【テス・ルベラミエ】達が集めた情報では、
 カボチャの被り物をしたリバイバル。
 ずっと狼の姿を保ったルネサンス。
 頭に刺さった釘が特徴的な背の高いカルマ。
 という三人組の暗躍が影響している事が判明した。

 そんな時、とある村が襲われ多くの人々が記憶を失うという事件が発生する。
 調査に向かった学園生達は、実際に件の3人組に遭遇。
 その場は撤退せざるを得なかったが、今回の事件に関する微かな手がかりを掴むのであった……。


《新入生》
マオ・マオ
エリアル Lv 2
勇者・英雄 専攻 Rank 1
たいりょく 90 + 11 + 0 きりょく 55 + 5 + 0 まりょく 70 + 5 + 0
つよさ 14 + 1 がんじょう 14 + 3 きよう 11 + 2
すばやさ 16 + 1 かしこさ 16 + 7 がまん 17 + 6
基本剣術Ⅰ

家族想いで理知的な反面、好奇心に従順すぎる女性。
子供の頃から仕事に明け暮れていて友達がほとんどいない。

母国に残してきた家族と、お世話になった図書館司書のエルフには、18歳の頃の未熟な魔法で作った伝書箱をつなげてあるので時々手紙を送っている。
魔法陣を描いた木箱に手紙を入れると、早ければ3分、遅いと一週間かかって手紙が相手の木箱に転送される。
……だいたい細切れの紙片となって。

「改良が必要だが、まあ読めんこともないしいいだろう」

放浪中は得意なカクテル作りでバーでバイトをしつつ、その町の図書館や資料館を巡るスタイルで知識を得ていた。
見た目は酒場に出入りしている派手めなお姉さんなので、めちゃくちゃ喧嘩に強そうだと思われがちだがその実そうでもない。

「意外か?ひ弱な乙女だ、手荒なことはしないでくれ」

自己流の魔法はあんまりひ弱じゃない。
しつこいナンパやセクハラは積極的に魔法で撃退するし、客の女の子が絡まれていれば必ず助ける。

「すまんな、他人の体に許可なく触れる奴は嫌いなんだ」

学園では興味のある物事に心置きなくのめり込み、今まで自己流でやってきた魔法を極め、同志を得て横の繋がりを深めたいと考えている。



【勇者】
 魔王事変の際に、類い希なる資質を用い戦った9人の人間族の男女のことです。
 その後、魔物などと戦う事を生業とする人々全体を指す言葉となりました。
【魔王事変】
 かつて魔王と名乗る者と、その配下により仕掛けられた侵略戦争の総称です。
【魔法学園:フトゥールム・スクエア】
 キャラクターの皆さんが入学された、通称「ゆうしゃのがっこー!」です。
 学園内では様々な授業が行われており、現実世界で私達が学んでいるような、
 基礎教養的な学問から、戦闘訓練や、魔法の訓練なども行います。
【ラコン・パルション】
「ゆうしゃのがっこ~!」世界の名称となります。
 但し、これはあくまでプレイヤー側が認識するための名称であり、
 ゲーム世界内のキャラクター達が共通認識として、
 所持している知識ではありません。
 キャラクター達が世界の中で地域などを呼称する際は、
 「この世界」であったり、「町の名称」などで呼称を行います。
【ハロウィン】
秋の収穫を祝い、冬のはじまりにやってくる魔物や悪霊を追い払うための行事です。
 主に10月31日の夜には、各地でお祭りが繰り広げられる。
 基本的に楽しい行事として認識されていたが、
 ハロウィンの仮装に似た見た目の人物達によるものと推測される事件が頻発した事で、人々の間でハロウィンに対する恐怖が生まれ始めていた。
【ジャック・ワンダー】
 カボチャの被り物と大きな鎌が特徴的なリバイバル。
 どうやら今回の事件に関わる人物の中でも、記憶を奪う能力を持っていたりと、非常に特殊な存在である事が伺える。
【ルガル・ラッセル】
 銀製の手甲鉤を身につけた狼のルネサンス。
 本人はルネサンスの人種であると発言しているが、何故かずっと狼の姿を維持しているらしい。
【ジョン・ドゥ】
 頭に刺さった大きな釘のような物が目につく体格の大きなカルマ。
 感情の起伏に乏しいようであるが、ジャックやルガルの指示には絶対的に従うような素振りを見せる。


10月06日 23:00 全校集会プロローグ公開
10月13日 23:59 全校集会参加・プラン受付終了
10月31日 23:59 全校集会リザルトノベル公開予定