リベール・ド・ヴァンセ。
聞き取り辛いなら名札か手帳を読みなさい。
……わざわざ言うべきことはないの。

元社会運動家。
市民の権利拡大や格差是正などを目指す団体で、デモや炊き出し、自警団などをしていた。
団体のアイドル的存在だったが、やがて過激化に流されて暴行、恐喝、破壊行為などに手を染め、逮捕・投獄された。
2018年に出所したがその後の身の振り方は一向に決まらず、実家での気まずさに耐えかねて入学してきた。

過ちを悔い、自信を無くしてやさぐれてこそいるが、勇者・英雄コースを選ぶあたり、まだ世の中を良くしたいという意識はあるのかもしれない。
大志によって道を誤ったことから明確な目標や夢を持っておらず、授業や課題への姿勢は基本的にドライなものである。
危険をあまり恐れないが、気が利く方ではない。過激化しただけあって悪への憎しみは相当なもので、基本的に赦すタイプではないだろう。本質は未だ変わっているとは言えない。